GREETING

– 会社概要

北海道衛星株式会社は2004年に人工衛星事業で創業しました。

「ゼロからのモノ創り」を基本方針として、研究から設計・開発にいたるまで自社で行うことで、高品質で長期間の利用に耐えるようつくられています。

宇宙という手の届かない場所で長期間利用される人工衛星を開発してきた当社の技術。これがハイパースペクトルカメラの技術へと発展しました。

– ハイパースペクトルカメラの開発の流れ

私は博士号取得後、当時の文部省宇宙科学研究所(現JAXA/ISAS)で小惑星探査衛星「HAYABUSA」のイオンエンジンの開発に従事していました。

1997年に北海道の大学へ赴任してからは、超小型衛星の事業化を視野に入れた活動を始めるようになり、小型衛星に搭載する新型エンジン開発後の2003年から、仲間と共に「北海道衛星」という道内初の人工衛星を打ち上げるプロジェクトを立ち上げました。

衛星のミッションには当時の北海道が先進的であった「農業リモートセンシング」を選び、農業以外の目的にもスペクトル画像データを活用できるようにするための新方式の光学センサーの原理とそれを多くの方々に知って頂くための「名称」を考案しました。

それが「ハイパースペクトルカメラ」でした。

宇宙技術のスピンオフの普及にも力を入れ、今日までハイパースペクトル技術の啓蒙から製品化、人材育成まで様々な活動に取り組んできました。

– ANSWERの目指すところ

そして今、ハイパースペクトルカメラの真価が発揮されつつあります。計算機の性能はムーアの法則に従って向上し、ハイパースペクトルの高次元データから微細な特徴量を難なく抽出できるようになりました。

そこで、AIの基礎技術とされる機械学習手法と高精度なハイパースペクトルデータを活かし『ANSWERプロジェクト』を開始しました。

このプロジェクトにより、がんをはじめとする難病で苦しむ方々に迅速で・正確で・信頼性のある医療を提供したいと考えております。

そして、これからも世界の人々に健康と安心をもたらし、日本を豊かにするために貢献してまいります。

代表取締役社長 佐鳥 新