ANSWERの開発に使用しているハイパースペクトルカメラの仕組みを説明いたします。

ハイパースペクトルカメラは、幾つかのエリアに分かれており、 それぞれが適宜作用することで141バンドの波長帯を認識してい ます。

① Lens:対物レンズ

本シリーズは、C/CSマウントが取り付けられるようになっています。マクロレンズや望遠レンズなどC/CSマウント対応のレンズで あれば、そのまま取り付けることができます。

②Spectroscope:分光ユニット

光を分光するエリアになります。本シリーズでは、分光部に透過型回折格子を採用しております。 透過型回折格子を変えることで、波長分解能を変えることが可能です。

③ImageSensor:受光素子

SpectroScopeにて分光された光を受光し、スペクトルデータとして構築するために必要になります。 CCDやCMOSなど様々な受光素子(高感度、高速データ転送を採用することができます。

④Scaning Stage:光学ステージ

弊社のハイパースペクトルカメラの特徴といえる、Spectroscope+ImageSensorを上下に駆動させます。 従来のスペクトルセンサは、Spectroscope + Image Sensorを撮影台のようなステージに取り付け、スキャナのように動かす、 または、撮影対象を動かす必要があります。

しかし、弊社のハイパースペクトルカメラはカメラ本体にスキャン部を組み込むことでカメラや撮影対象を動かす必要なくスペク トルデータを画像として取得することができます。

⑤ControlBoard:コントロールユニット

ScaningStageを制御するユニットになります。

⑥Interface:インターフェイス

ハイパースペクトルカメラの機種によって、Dataのインターフェイスが異なります。 Data出力は、採用する受光素子によってことなります。(USB2.0、USB3.0、CameraLinkなど)

ハイパースペクトルデータの読み取りについて説明いたします。

ハイパースペクトルデータの解析画面

①のデータ

②のデータ

左図のようにハイパースペクトルデータの一部を指定することで、右のグラフのように各バンドの光量を測定することができます。

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